NISAにお勧め!現地源泉徴収税率が0%に近い高配当ADR銘柄10選!なんと利回り8%超!
ADR(米国預託証券)とは
ADR(米国預託証券)とは、「American Depositary Receipt」の略称で、もともと米国の投資家が米国以外の外国企業に自国通貨(米ドル)で投資できるように作られたものです。
つまり、英国株など米国以外の国の株式を米国市場で購入できるようにした銘柄の事です。
取扱いは米国株とまったく同じです。
米国株の配当金の源泉徴収税について
米国株の配当金には、現地の源泉徴収税がかかります。
現地とはその株式が所属している国になります。
つまりカナダのADR銘柄にはカナダの源泉徴収税がかかります。
源泉徴収税率は各国毎に大きく異なります。
国名 | 現地源泉徴収税率 |
日本※ | 20.315% |
アメリカ | 10% |
イギリス | 0% |
オーストラリア | 0% |
フランス | 0% |
スイス | 0.2% |
カナダ | 15% |
※日本では譲渡益税と言います。
NISA口座と外国税額控除
外国税額控除とは、米国内で源泉徴収された税金を控除してもらう制度です。
また、源泉徴収税は配当金にのみかかり、売買益にはかかりません。
しかし、配当金は米国内で10%引かれた後に、日本で20.315%が引かれます。
日米間の租税条約により、二重課税をしないという取り決めをしていますが、特定口座(源泉徴収あり)にしていると、自動的に課税されてしまい二重課税になってしまいます。
この二重課税分を控除してもらうのが外国税額控除です。
この申請には確定申告する必要があります。
ただし、NISA口座では外国税額控除を申請することができません。
これはNISA口座内での配当金や売買益は存在しないことになっているからです。
つまり、譲渡益税の20.315%が配当金と売買益から引かれません(これを非課税と言います)が、現地源泉徴収税を取り返すことができません。
そのためNISA口座では英国などの現地源泉徴収税率が0%のADR銘柄が有効です。
源泉徴収税率が0%に近い高配当ADR銘柄10選
源泉徴収税率が0%の英国株や豪州株は日本株では信じられないような高配当な銘柄が多数あります。
なんと8%超の銘柄が2つもありました。
以下が利回り降順に並べた10選になります。
順位 | 銘柄名 | デッカー | 国 | 源泉徴収税率 | セクター | 利回り |
1 |
ボーダフォン・グループ |
VOD | イギリス | 0% | 通信 | 8.6493% |
2 | BTI | イギリス | 0% | 生活必需品 | 8.0039% | |
3 |
ナショナル グリッド |
NGG | イギリス | 0% | 公益 | 7.8422% |
4 |
ウエストパック銀行 |
WBK | オーストラリア | 0% | 金融 | 7.6626% |
5 |
BP |
BP | イギリス | 0% | エネルギー | 6.3632% |
6 | RDSB | イギリス | 0% | エネルギー | 6.3183% | |
7 | HSBC | イギリス | 0% | 金融 | 6.2347% | |
8 | GSK | イギリス | 0% | ヘルスケア | 5.6937% | |
9 | PM | スイス | 0.2% | 生活必需品 | 5.5273% | |
10 | SLB | フランス | 0% | エネルギー | 5.1151% |
投資は自己責任だよっ!