高次脳障害者の投資日記

高次脳障害者が投資にチャレンジしている日記

ジュニアNISAのメリット、デメリット

 

ジュニアNISAの特徴

ジュニアNISAの特徴は以下の通りです。 

比較項目 ジュニアNISA
非課税枠 80万円
資金拘束 あり
非課税期間 20才になった年に一括
金融機関変更 不可
ロールオーバー 可能
損益通算 不可
投資期間 2023年まで

 

これらの特徴を元にメリットとデメリットを説明していきます。

 

ジュニアNISAのメリットについて

1.運用益と配当金が非課税になる。

基本的に投資の運用益や配当金には約20%の税金がかかります。

しかし、ジュニアNISAの非課税枠は80万円ですが、この非課税枠から発生する運用益と配当金には税金がかかりません。

つまり、税金分まるまる手取りが増えるのです。

ジュニアNISAで運用できる株式や投資信託などは、預貯金や学資保険よりも大きく資金を増やせる可能性がある上、運用で得られた利益や配当金が非課税になるというメリットがあります。

ジュニアNISA口座に預けたお金はお子さまが18歳になると引き出せるようになるため、ちょうど大学進学の際の入学金や学費等に充てることができ、教育資金の準備に適している制度と言えます。

 

2.制度終了の2024年以後も非課税でロールオーバーが可能である。

ジュニアNISAの投資期間は2023年までとなっています。

2024年以後はジュニアNISAを開設できまぜんが、非課税でロールオーバーできます。

ロールオーバーとはお子さまが20歳になるまで非課税でジュニアNISAでの運用商品を所持できるという制度です。

新規買付はできまぜんが、商品の売却は可能です。

ジュニアNISAの制度終了後の保有期間中も運用は継続されますので、長期間非課税で運用できるメリットがあります

 

3.お子さまへの投資教育になる。

学校ではお金や投資について実践的に学ぶ機会はほとんどありません。

しかし、お金とは一生付き合い続けることになりますので、経済感覚を磨くことは重要なことです。

ジュニアNISAは、お金や投資について親子で会話するとても良いきっかけになります。

これからは一人一人が金融リテラシーを持ち、リスクとリターンを天秤にかけながら資産を増やす努力をする必要があると思います。

金融リテラシーの高い層と低い層の間の所得差は増えるばかりです。

物心ついたころから投資が身近になるメリットは計り知れないのではないでしょうか。

 

ジュニアNISAのデメリットについて

1. お子さまが18才になるまで資金拘束される。

ジュニアNISAの最大のデメリットです。

一般的には18才までは払い出しは不可と考えられていますが、

それは満18才の誕生日からと考えている人も多いのではないでしょうか。

実際の決まりは「口座開設者であるお子さまが3月末時点で18歳となる年の1月1日から払い出しが可能」となっています。

つまり、早生まれ(誕生日が1月1日~3月31日)のお子さまは18才の誕生日の前から払い出す事が可能です。

4月1日生まれの人は不明ですが、恐らく早生まれの人と同じと思います。

でないと4月1日生まれの人は大学受験時にジュニアNISAを使用できない事になりますからね。

  

2.元本割れのリスクがある。

ジュニアNISAはあくまでも投資なので、定期預金のように元本は保証されていません。つまり投資したお金が減ってしまう恐れがあります。

元本割れのリスクがあるからこそ、運用益を得られる可能性があるということですね。

そのため、お子さまの学費の確保をジュニアNISA一本に絞るのは危険なので、止めた方が良いです。

丁度、18才の時にリーマン・ショック級の大暴落がきて、お子さまの進学資金がないというのは避けたいですからね。

あくまでも余裕資金で投資は行いたいものです。

  

3.損益通算ができない。

先ほど元本割れのリスクがあるとお伝えしましたが、更に追い打ちをかけるようですが、ジュニアNISA口座で損失が生じたとしても、特定口座や一般口座で得た利益と損益通算ができません。

たとえばジュニアNISA口座で10万円の損失、特定口座で10万円の利益だった場合、損益通算が可能であれば±0となり税金がかかりませんが、ジュニアNISA口座は損益通算の対象外となりますので、特定口座の利益10万円に対する税金(約20%)の2万円が徴収されてしまいます。

ただし、課税ジュニアNISA口座の場合には、確定申告することによって特定口座、一般口座と損益通算ができます。

 

4.金融機関の変更ができない。

通常のNISAば年に1回だけ金融機関の変更が認められています。

しかし、ジュニアNISAの場合は金融機関の変更が認められていません。

どうしても金融機関を変更したくなった時は、ジュニアNISA口座を廃止して、変更先の金融機関で新規にジュニアNISA口座を開設する必要があります。

ただし、18歳未満でジュニアNISA口座を廃止すると、それまでに出た運用益や配当金に対して税金がかかります。

新規口座開設にも1か月~2か月程度の時間がかかるため、途中で金融機関を変更しなくてもいいように、きちんと下調べを行うことが大切です。

 

まとめ

ジュニアNISAのメリット、デメリットは以下の通りです。

 メリット

  1. 運用益と配当金が非課税になる。
  2. 制度終了の2024年以後も非課税でロールオーバーが可能である。
  3. お子さまへの投資教育になる。

デメリット

  1. お子さまが18才になるまで資金拘束される。
  2. 元本割れのリスクがある。
  3. 損益通算ができない。
  4. 金融機関の変更ができない。

 

 

投資は自己責任だよっ!

 

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